真正極楽寺(真如堂)

眞正極樂寺(眞如堂)[淨土宗]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

市電岡崎東天王町下車、浄土寺町にあります。藤原時代永観年中(983~985年)戒算上人の開基ですが、後に激しく荒廃し、江戸時代中期の元禄年間(1688~1704年)に至ってようやく再興され、今日に至っています。本尊阿弥陀如来の立像は、藤原末期の優秀な木造彫刻で、国宝に指定されています。

寺宝の真如堂縁起および普賢菩薩像は絹本著色の絵画にして国宝に指定され、京都博物館に出陳中です。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
真正極楽寺(真如堂)
かな
しんしょうごくらくじ(しんにょどう)
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市左京区浄土寺真如町82
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

市電岡崎東天王町下車、淨土寺町にある。當寺は藤原時代永觀年中戒算上人の開基であるが、後甚しく荒廢し、元祿年閒に至つて漸く再興され、今日に至つて居る。本尊阿彌陀如來の立像は、藤原末期の優秀な木造彫刻で、國寶に指定されて居る。

寺寶の眞如堂緣起及普賢菩薩像は絹本著色の繪畫にして國寶に指定され、京都博物館に出陳中である。

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