将軍塚

將軍塚
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

円山公園長楽寺東方の山上にあります。桓武天皇の平安奠都の際、王城鎮護のため、勅して長さ2.4mの武将の像を造り、甲冑を着せ、弓箭刀仗を帯ばせて、西向きに埋められたといいます。以来天下に変乱が起ころうとするたびに、この塚が鳴動して前兆を示すといいます。坂上田村麻呂の墓だとする伝説もあります。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
将軍塚
かな
しょうぐんづか
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市山科区厨子奥花鳥町
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

圓山公園長樂寺東方の山上にある。桓武天皇平安奠都の時、王城鎭護のため、敕して長さ八尺の武將の像を造り、甲冑を着せ、弓箭刀仗を帶ばせて、西向に埋めさせられたと云ふ。爾來天下に變亂が起らうとする每に、この塚が鳴動して前兆を示すと云ふ。世に坂上田村麻呂の墓と誤信するものがある。

洛東・東山のみどころ