京都府立図書館

府立圖書館
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

岡崎公園の西南部にあります。明治初年(1868年)に設けられた集書院の後身で、明治42年(1909年)落成開館式を挙げました。構内約3,700m²、なかに三層の煉瓦造がそびえ、蔵書10万冊を超え、江戸紅葉山文庫の書籍の一部、国史に重要な地位を占める日記、記録、古文書、古版画等もあります。本館入口の東南に吉田松陰詩碑、北にワグネルの記功碑があります。ワグネルは京都市に招聘されて、織物、製陶等に改良を加えたドイツ人です。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
京都府立図書館
かな
きょうとふりつ としょかん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市左京区岡崎成勝寺町
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

岡崎公園の西南部にある。明治初年に設けられた集書院の後身で、明治四十二年落成開館式を擧げた。構內約三七アール、中に三層の煉瓦造が聳え、藏書十萬册を超え、江戶紅葉山文庫の書籍の一部、國史に重要な地位を占める日記、記錄、古文書、古版畫等もある。本館入口の東南に吉田松陰詩碑、北にワグネルの記功碑がある。ワグネルは京都市に招聘されて、織物、製陶等に改良を加へたドイツ人である。

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