厭離庵
厭離庵
昭和初期のガイド文
二尊院から清涼寺に至る道の半ばから北へ竹林に入ったところにあります。京極黄門藤原定家の閑居した小倉山荘の跡です。ここは中世に長く荒廃していましたが、近年厭離庵を再建して禅尼が護っています。庵北の一小墳を定家墓といいます。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 厭離庵
- かな
- えんりあん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
二尊院から淸涼寺に至る道の半ばから北へ竹林に入つた所にある。京極黃門藤原定家の閑居した小倉山莊の址である。こゝは中世久しく荒廢して居たが、近年厭離庵を再建して禪尼が護つて居る。庵北の一小墳を定家墓と云ふ。