御室桜

御室櫻[指定名勝]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

御室仁和寺の境内の台地に列植され、中門を入って左に多く見られます。1列約15株、総計200株以上あります。いずれも灌木状となって根元からも多数の枝が伸び、樹高3mほど、地上1.5mのところで花を開きます。品種はおおむね里桜で、車返、有明、普賢象、鬱金桜および種々の香桜があり、花も大きく重弁で濃艶な姿を現します。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
御室桜
かな
おむろざくら
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市右京区御室大内33
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

御室仁和寺の境內の臺地に列植され、中門を入つて左方に多く見られる。一列約十五株、總計二百餘株ある。何れも灌木狀をなし根元からも數多の枝を生じ、樹高三米內外、地上一米半の所に花を開く。品種は槪ね里櫻で、車返、有明、普賢象、鬱金櫻及び種々の香櫻があり、花も大きく重瓣で濃艷な姿を現はす。

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