梅宮大社

梅宮神社[官幣中社]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

京阪電車嵐山線松尾神社前の東1km、梅津にあり、祭神は酒解神、大若子神、小若子神、酒解子神です。社伝に嵯峨天皇の皇后橘嘉智子が跡継ぎがないのを憂えてこの宮で祈ったところ、皇子を授かられたといい、同皇后は御臨産の時この宮の白砂を布団の下に敷かれたとして、世俗に今なお臨月に社頭の白砂を襟帯に身につける風習が残っています。例祭は4月3日。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
梅宮大社
かな
うめのみやたいしゃ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市右京区梅津フケノ川町30
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

京阪電車嵐山線松尾神社前の東一粁、梅津にあり、祭神は酒解神、大若子神、小若子神、酒解子神である。社傳に嵯峨天皇の皇后橘嘉智子は皇儲の無いのを憂ひて當宮に祈り、皇子を擧げ給うたと云ひ、同皇后は御臨產の時當宮の白砂を御褥の下に敷きたまひしとて、世俗今尙產月に至つて社頭の白砂を襟帶に佩ぶる遺風がある。例祭四月三日。

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