等持院

等持院[臨濟宗天龍寺派]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

嵐山電車等持院の北0.5km、等持院北町にあります。室町時代の興国年間(1340~1346年)足利尊氏が夢窓国師を開山として建立した寺で足利氏の廟所です。仏殿の東の影堂には尊氏以下足利歴代の木像を並べてあります。寺宝の等持院絵図一幅は紙本淡彩で国宝に指定され、京都博物館に出陳中です。尊氏の墓は高さ1.5mあまりの宝篋印塔で、碑面に等持院殿贈大相国一品仁山大居士延交三戊戌年四月二十九日と刻んでいます。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
等持院
かな
とうじいん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市北区等持院北町63
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

嵐山電車等持院の北半粁、等持院北町にある。興國年閒足利尊氏が夢窓國師を開山として建立した寺で足利氏の廟所である。佛殿の東の影堂には尊氏以下足利歷世の木像を列べてある。寺寶の等持院繪圖一幅は紙本淡彩で國寶に指定され、京都博物館に出陳中である。尊氏の墓は高一米半餘の寶篋印塔で、碑面に等持院殿贈大相國一品仁山大居士延交三戊戌年四月二十九日と刻んである。

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