長福寺

長福寺[臨濟宗南禪寺派]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

京阪電車嵐山線松尾神社前の東0.5km、梅津にあり、平安時代の仁安4年(1169年)尼真理の開基で天台宗でしたが、その後月林和尚が来住して以来禅刹となりました。花園法皇は月林に帰依して数回ここに臨幸されました。

  • 宝物
  • 花園天皇御像[国宝] 紙本着色 僧豪信筆 一幅 法衣の御像でそばに暦応元年(1338年)の宸賛があります。
  • 月林道皎禅師送行文[国宝] 一幅 花園天皇の宸翰です。
  • 仏涅槃図[国宝] 絹本著色 一幅 裏面に貞和2年(1345年)の墨書銘あり
  • 長福寺縁起[国宝] 紙本墨書 一巻
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
長福寺
かな
ちょうふくじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市右京区梅津中村町
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

京阪電車嵐山線松尾神社前の東半粁梅津にあり、天安四年尼眞理の開基で天臺宗であつたが、その後月林和尙來住して以來禪刹となつた。花園法皇は月林に歸依して數次こゝに臨幸された。

  • 寶物
  • 花園天皇御像[國寶] 紙本着色 僧豪信筆 一幅 法衣の御像で傍に歷應元年の宸贊がある。
  • 月林道皎禪師送行文[國寶] 一幅 花園天皇の宸翰である。
  • 佛涅槃圖[國寶] 絹本著色 一幅 裏面に貞和二季の墨書銘あり
  • 長福寺緣起[國寶] 紙本墨書 一卷

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