広沢池

廣澤池
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

嵐山電車帷子の辻の西北近くにあります。宇多天皇の孫寛朝僧正が開鑿したもので、周囲おおよそ1km、北は遍照寺山に限られ、南は長堤に護られ、西北隅に観音島があります。池は古来観月の名所ですが、近年堤上に桜が植えられ、花の時期には景趣がよいところです。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
広沢池
かな
ひろさわのいけ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市右京区嵯峨広沢町
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

嵐山電車帷子の辻の西北近くにある。宇多天皇の孫寬朝僧正の開鑿されたもので、周回凡そ一粁北は遍照寺山に限られ、南は長堤に護られ、西北隅に觀音島がある。池は古來觀月の名所であるが、近年堤上に櫻樹が植ゑられ、花時の景趣がよい。

洛西・嵐山のみどころ