常寂光寺の多宝塔
常寂光寺多寶塔婆[國寶]
昭和初期のガイド文
嵯峨駅の西北約1km、嵯峨町小倉山の中腹にあります。三間二層の塔で、眺望のよい寺背の山腹に建っています。建立年代は明らかでありませんが、その様式手法を見ると桃山時代に属するもののようです。形態はよく整い、蟇股、拳鼻その他細部の技工が最も卓絶しています。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 常寂光寺の多宝塔
- かな
- じょうじゃっこうじのたほうとう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
嵯峨驛の西北約一粁、嵯峨町小倉山の中腹にある。三閒二層の塔婆で、眺望のよい寺背の山腹に建つて居る。建立年代は詳かでないが、その株式手法を見ると桃山時代に屬するものゝやうである。形態よく整ひ、蟇股、拳鼻その他細部の技工が最も卓絕して居る。