雷山神籠石
雷山神籠石[指定史蹟]
昭和初期のガイド文
雷山観音の西にあり、筒城と呼ばれます。雷山村雷山後山および筒原から長糸村飯原等にわたって山腹に南北に長く不規則な輪廓を描いて列石があり、これらに取り囲まれた盆地の上下2か所に水流を挟んで、大きさ形状は高良山にあるものとほとんど同形の切石の列石が、密接して直線状に並行して連なっています。上流の山頂に近くあるものは長さ約237m、下流にあるものは約78mあり、列石の中央に残る水門は、上流の方はすでに大部分が破壊されていますが、下流の水門は左右に連なる列石とともに築造当時の遺構がよく残り、高さの異なる大小3か所の水門は石塁の間に構築され、渓水がここから奔流し、水流の排出を調節する構造等をよく見ることができます。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 雷山神籠石
- かな
- らいざんこうごいし
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福岡県糸島市
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
雷觀世音の西方にあり、筒城と呼ばれる。雷山村雷山後山及筒原から長絲村飯原等に亙りて山腹に南北に長く不規則な輪廓を描いて列石あり、このうちに取圍まれた盆地の上下二箇所に水流を挾んで、大いさ形狀高良山に在るものと殆んど同形切石の列石、密接して直線狀に相連り竝列して居る。上流の山頂に近く存するものは長さ約二三七米、下流に存するものは約七八米あり、列石の中央に存する水門は、上流の方は既に大部分破壞せられたが、下流の水門は左右に連なる列石と共に築造當時の遺構がよく存し、高さを異にする大小三箇の水門は儼然たる石壘の閒に構築せられ、溪水これより奔流し、水流の排出を調節する構造等をよく見る事が出來る。
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