博多織

博多織
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

純絹製で、女帯、異帯、袴地、着尺地ならびに盛夏用博多涼し、袋物などの種類があります。主として男工の手になり、生地はしっかりしていて耐久力に富み、近年はネクタイも好評です。年産額200万円以上です。

博多織は室町時代の嘉禎年間(1235~1238年)に、満田弥三右衛門が中国から伝え、その後天文年中(1532~1555年)に竹若伊右衛門がさらに新機軸を開いたといいます。

※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行

令和に見に行くなら

名称
博多織
かな
はかたおり
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
福岡県福岡市
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

純絹製で、女帶、異帶、袴地、着尺地竝に盛夏用博多涼し、袋物等の種類がある。主として男工の手に成り、地質堅牢にして、耐久力に富み、近年ネクタイも好評がある。年產額二百萬圓以上である。

博多織は室町時代嘉禎年閒に、滿田彌三右衞門支那から傳へ、その後天文年中に竹若伊右衞門が更に一新機軸を開いたと云ふ。

博多・糸島のみどころ