昭和初期の観光ガイド
日本案内記
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菊池神社

菊池神社
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

博多駅の西南約7km、北九州鉄道西新町からは西南約2km、市内七隈にあります。吉野朝の忠臣菊池武時を祀ります。武時は肥後の豪族で、鎌倉時代の元弘3年（1333年）義兵を挙げて九州探題北条英時を博多に攻めましたが、得るものなく戦死し、その遺骸はこの地に葬られたといいます。なお市内鳥飼町六本松に武時寂阿公の首塚と称するものがあり、そばに表忠碑が建っています。

※底本：『日本案内記 九州篇（六版）』昭和13年（1938年）発行

令和に見に行くなら

名称
菊池神社
かな
きくちじんじゃ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
福岡県福岡市城南区七隈7-10
参照
参考サイト（外部リンク）

日本案内記原文

驛の西南約七粁、北九州鐵道西新町からは西南約二粁、市內七隈にある。吉野朝の忠臣菊池武時を祀る。武時は肥後の豪族で、元弘三年義兵を擧げて九州探題北條英時を博多に攻めたが、利なくして戰死し、その遺骸はこの地に葬られたと云ふ。尙市內鳥飼町六本松に武時寂阿公の首塚と稱するものがあり、傍に表忠碑が建つて居る。

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