福岡城跡

福岡城址
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

博多駅の西約3km、市内大名町にあり、電車の便があります。安土桃山時代の慶長5年(1600年)黒田長政が入国して築いたところで同12年(1607年)竣成しました。舞鶴城と呼ばれ、古の博多警固所の跡地であるといいます。濠や石塁が残り、建物は南の武具櫓と呼ぶ隅櫓と北の下の橋に出る城門とが残存しています。外濠は大濠公園となり、城跡内には歩兵第二十四連隊兵営、歩兵第十二旅団司令部、偕行社があります。

※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行

令和に見に行くなら

名称
福岡城跡
かな
ふくおかじょうせき
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
福岡県福岡市中央区城内1
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

驛の西約三粁、市內大名町にあり、電車の便がある。慶長五年黑田長政入國して築くところで同十二年竣成した。舞鶴城と呼ばれ、古への博多警固所の舊域なりと云ふ。濠、石壘遺存し、建物は南の武具櫓と呼ぶ隅櫓及北の下の橋に出る城門とが殘存して居る。外濠は大濠公園となり、城址內には步兵第二十四聯隊兵營、步兵第十二旅團司令部、偕行社がある。

博多・糸島のみどころ