昭和初期の観光ガイド
日本案内記
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萬行寺

萬行寺[眞宗]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

博多駅の西約0.5km、市内下祇園町にあります。室町時代の天文10年（1541年）の創建といい、江戸時代前期の寛文年中（1661～1673年）現在の地に建設されたといいます。境内向かって左の鐘楼の後方に「名娼明月の墓」と題した墓石があり、近松の戯曲に名高い博多小女郎の墓とされています。竜華孤児院はこの寺の経営です。

※底本：『日本案内記 九州篇（六版）』昭和13年（1938年）発行

令和に見に行くなら

名称
萬行寺
かな
まんぎょうじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
福岡県福岡市博多区祇園町4-50
参照
参考サイト（外部リンク）

日本案内記原文

驛の西約半粁、市內下祇園町にある。天文十年の創建と云ひ、寬文年中今の地に營まれたと云ふ。境內向つて左方鐘樓の後方に「名娼明月墓」と題した墓石あり、近松の戲曲に名高き博多小女郞墓と俗稱して居る。龍華孤兒院は本寺の經營である。

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