小戸海岸

小戶海岸
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

姪の浜の西北部、小戸山の北面妙見崎付近は筑紫日向の橘の小戸の檍原の旧蹟と伝えられ、小戸神社を祀っています。この海岸には御膳立と呼ばれ、平坦な岩礁上に無数の配膳をしたような形を現したところがあります。ここは神功皇后御出船の遺跡と伝わっています。

博多湾の転波を前にし、西には生の松原が長く延び、水浅く海水浴にも適した景勝地です。

※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行

令和に見に行くなら

名称
小戸海岸
かな
おどかいがん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
福岡県福岡市西区小戸2-6-1
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

姪の濱の西北部小戶山の北面妙見崎附近は筑紫日向の橘の小戶の檍原の舊蹟と傳へられ、小戶神社を祀つて居る。この海岸には御膳立と稱し、平坦な岩礁上に無數の配膳をした如き形を表はした所がある。こゝは神功皇后御出船の遺址と傳へて居る。

博多灣の轉波を前にし、西には生の松原長く延び、水淺く海水浴にも適した景勝地である。

博多・糸島のみどころ