東望の浜
東望の濱
昭和初期のガイド文
長崎駅の東12kmあまり、矢上村の海岸にあり、自動車の便があります。白沙一帯遠浅で水清く波静かに牧島前に横たわり、東望山を擁し、はるかに橘湾の穏波、天草の島影、雲仙の山容を望む景勝地です。夏季は絶好の海水浴場となる。東望の対岸にかき道という梅の名所があります。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 東望の浜
- かな
- とうぼうのはま
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 埋め立てによりなくなっています。
日本案内記原文
長崎驛の東方一二粁餘、矢上村の海岸にあり、自動車の便がある。白沙一帶遠淺で水淸く波靜に牧島前に橫はり、東望山を擁し、遙に橘灣の穩波、天草の島影、雲仙の山容を望む景勝地である。夏季は絕好の海水浴場となる。東望の對岸に蠣道と云ふ梅の名所がある。