西中町天主堂
西中町天主堂
昭和初期のガイド文
長崎駅の東北、西中町にあり、「致命の聖マリヤ堂」と称し、匿名のフランス婦人の献堂です。明治29年の竣工で、奥入り23間の大建築、ゴシック風の堂塔が高く中空にそびえています。堂内明窓に用いた十五玄義の図をはじめ、多数のステンドグラスは優れた美術品です。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 西中町天主堂
- かな
- にしなかまちてんしゅどう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 状態違うが見学可
- 備考
- 現在のカトリック中町教会です。当時の天主堂は昭和20年(1945年)の原爆により焼失、戦後に再建されています。
- 住所
- 長崎県長崎市中町1-13
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
長崎驛の東北、西中町にあり、「致命の聖マリヤ堂」と稱し、匿名の佛蘭西婦人の獻堂である。明治廿九年の竣工で、奧入り二十三閒の大建築、ゴシツク風の堂塔高く中空に聳えて居る。堂內明窓に用ゐた十五玄義の圖を始め、多數のステンドグラスは優れた美術品である。