錦織神社本殿

錦織神社本殿[國寶]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

大阪鉄道富田林の西南2km、川西村甲田にあります。本社は室町時代の正平18年(1363年)の建立となるもので、桁行三間、梁間二間、単層屋根入母屋造、檜皮葺、屋根の形は複雑で、入母屋造の前流れを縋破風として前方に延ばし、軒先中央に唐破風を作り、唐破風の後部前流れの中央に千鳥破風を作る珍しい様式となっていて、細部の手法に鎌倉時代の遺風があります。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
錦織神社本殿
かな
にしきおりじんじゃほんでん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
大阪府富田林市宮甲田町9-46
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

同富田林の西南二粁、川西村甲田にある。本社は正平十八年の建立にかゝり、桁行三閒、梁閒二閒、單層屋根入母屋造、檜皮葺、屋蓋の形頗る複雜で、入母屋造の前流れを縋破風として前方に延ばし、軒先中央に唐破風を作り、唐破風の後部前流れの中央に千鳥破風を作る一種の珍奇なる樣式をなし、細部の手法に鐮倉時代の遺風がある。

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