施福寺

施福寺[天臺宗]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

南海電車高野線長野の西南10km、横山村槙尾の槙尾山にあり、途中まで自動車の便があります。西国第四番の霊場で槙尾寺と称し、古くは堂坊が多くありましたが、現在は七坊を残すのみです。寺宝に槙尾山大縁起一巻あり、紙本墨書、室町時代の正平15年(1360年)法印快賢の書写になり、国宝です。寺の東方数百mに竜灯松あるいは灯明松という老松があります。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
施福寺
かな
せふくじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
大阪府和泉市槙尾山町136
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

同長野の西南一〇粁 橫山村槇尾の槇尾山にあり、途中まで自動車の便がある。西國第四番の靈場で槇尾寺と稱し、往古は堂坊が多かつたが、今は七坊を存するのみである。寺寶に槇尾山大緣起一卷あり、紙本墨書、正平十五年法印快賢の書寫にかゝり、國寶である。寺の東方數百米に龍燈松或は燈明松と云ふ老松がある。

南河内地方のみどころ