高倉寺(宝積院)

高倉寺(寶積院)[眞言宗高野派]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

南海電車高野線狭山の西4km、西陶器村高蔵寺にあります。行基の開基とされ修恵寺と称しましたが、後に現在の寺名に改め、一時衰退したのを安土桃山時代の天正年間(1573~1592年)真海和尚が再興しました。西陶器山頂の巨樹大木の鬱蒼としたなかにあり、眺望が非常によいところです。寺宝には鉦があり、久安五年己巳十月八日造之大修恵院の銘があります。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
高倉寺(宝積院)
かな
たかくらじ(ほうしゃくいん)
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
大阪府堺市南区高倉台2-9-15
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

南海電車高野線狹山の西四粁、西陶器村高藏寺にある。行基の開基と傳へ修惠寺と稱したが、後今の寺名に改め、一時衰微したのを天正年閒眞海和尙が再興した。西陶器山頂の巨樹大木の鬱蒼たる中にあり、眺望絕佳である。寺寶に鐃があり、久安五年己巳十月八日造之大修惠院の銘がある。

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