千家茶亭

千家茶亭

昭和初期のガイド文

本法寺の前にあります。茶亭は2つあって、ひとつは不審菴(千家表流)、ひとつは今日庵(千家裏流)といい、いずれも千利休の系統から出て、茶道をもって聞え、茶亭は風流古雅であるから、茶家者流の範を取るところとなりました。薮内氏の下流に対してこれらを上流というのは、それぞれ下京、上京にあることによります。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
千家茶亭
かな
せんけちゃてい
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市上京区小川通寺之内通上ル
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

本法寺の前にある。茶亭は二箇あつて、一は不審庵(千家表流)一は今日庵(千家裏流)と云ひ、何れも千利休の系統から出て、茶道を以て聞え、茶亭は風流古雅であるから、茶家者流の範を取る所となつた。薮內氏の下流に對してこれ等を上流と云ふのは、居所の上京、下京にあるに因るのである。

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