清浄華院

淸淨華院[淨土宗]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

市電河原町広小路下車、寺町通広小路上ル北辺町にあります。俗に浄華院と呼ばれ、平安時代の貞観2年(860年)の開創と伝え、承安4年(1174年)後白河法皇受戒の時、当院を法然上人の宿所とされ、以後今の宗旨に改まりました。明治22年(1889年)炎上し、44年(1911年)再建されたのが現在の堂宇です。本堂には法然上人像を安置し、阿弥陀堂のそばにある不動堂には泣不動画像を安置しています。身代不動とも呼ばれ名高いものです。

  • 宝物
  • 泣不動縁起[国宝] 紙本著色 一巻
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
清浄華院
かな
しょうじょうけいん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町395
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

市電河原町廣小路下車、寺町通廣小路上ル北邊町にある。通俗淨華院と稱し、貞觀二年の開創と傳へ、承安四年後白河法皇受戒の時、當院を法然上人の宿所に賜ひ、以後今の宗旨に改つた。明治二十二年炎上し、四十四年再建されたのが現時の堂宇である。本堂には法然上人像を安置し、阿彌陀堂の傍にある不動堂には泣不動畫像を安置して居る。一に身代不動と稱して名高い。

  • 寶物
  • 泣不動緣起[國寶] 紙本著色 一卷

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