佛光寺

佛光寺[眞宗佛光寺派本山]

昭和初期のガイド文

市電四条高倉下車、高倉通仏光寺下ルにあります。鎌倉時代の建暦2年(1212年)山科に親鸞上人が創立して興正寺と称し、その後東山に移り、嘉暦年間(1326~1329年)今の寺号に改めました。室町時代の文明元年(1469年)住僧経豪が門徒数万を率いて、本願寺の蓮如の下に走ってから昔日の隆運を失いました。現堂宇はすべて明治年間(1868~1912年)の再建で大師堂、阿弥陀堂、寝殿、書院等を整備しています。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
佛光寺
かな
ぶっこうじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市下京区新開町397
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

市電四條高倉下車、高倉通佛光寺下ルにある。建曆二年山科に親鸞上人が創立して興正寺と稱し、その後東山に移り、嘉曆年閒今の寺號に改めた。文明元年住僧經豪が門徒數萬を率ゐて、本願寺の蓮如の下に走つてから昔日の隆運を失うた。現堂宇は總て明治年閒の再建で大師堂、阿彌陀堂、寢殿、書院等整備して居る。

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