壬生寺

壬生寺[律宗]

昭和初期のガイド文

市電大宮仏光寺下車、仏光寺通坊城西にあり、壬生地蔵または小三井寺と称して有名です。現在の本堂大門等は江戸時代後期の文化4年(1807年)の再建で、幕末には新選組の宿舎でした。本堂は俗に地蔵堂と呼ばれ、本尊地蔵菩薩坐像は脇士四天王立像とともに国宝となっています。ほかに国宝の四天王立像4体、金鼓一口および錫杖一枝があります。年中行事のなかで壬生狂言は世に名高いものです。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
壬生寺
かな
みぶでら
種別
見所・観光
状態
状態違うが見学可
備考
昭和37年(1962年)の火災で本堂や本尊を焼失、現在のものはその後の再建です。
住所
京都府京都市中京区坊城通仏光寺上ル壬生梛ノ宮町31
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

市電大宮佛光寺下車、佛光寺通坊城西にあり、壬生地藏または小三井寺と稱して有名である。現今の本堂大門等は文化四年の再建で、幕末には新選組の宿舍であつた。本堂は俗に地藏堂と稱し、本尊地藏菩薩坐像は脇士四天王立像と共に國寶となつて居る。外に國寶四天王立像四軀、金鼓一口及錫杖一枝がある。本寺の年中行事中壬生狂言は世に名高い。

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