雲巌禅寺
雲巖寺（岩戶觀音）[曹洞宗]
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
熊本電気百貫線松尾停留場の北約4km、飽託郡松尾村字岩戸にあります。背後の岩戸山は有明海を隔てて島原、雲仙を望み展望広く、岩上各所に五百羅漢の石像があります。
- 宝物
- 東陵永璵禅師倚像[国宝] 一体 木造、高さ約90cm、玉眼嵌入、両手を膝の上に置き、個性の表現に富んだ作です。東陵は天童山雲外禅師の嗣で貞和10年鎌倉円覚寺に住し、後南禅寺栖雲院に移り、貞治4年（1365年）に没しました。
※底本：『日本案内記 九州篇（六版）』昭和13年（1938年）発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 雲巌禅寺
- かな
- うんがんぜんじ
- 種別
見所・観光- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 熊本県熊本市西区松尾町平山589
- 参照
- 参考サイト（外部リンク）
日本案内記原文
同松尾停留場の北約四粁、飽託郡松尾村字岩戶にある。背後の岩戶山は有明海を距てゝ島原、雲仙を望み展望廣く、岩上各所に五百羅漢の石像がある。
- 寶物
- 東陵永璵禪師倚像[國寶] 一軀 木造、高さ約三尺、玉眼嵌入、兩手を膝の上に置き、個性の表現に富んだ作である。東陵は天童山雲外禪師の嗣で貞和十年鐮倉圓覺寺に住し、後南禪寺栖雲院に移り、貞治四年に入寂した。