行幸坂の桜
行幸坂の櫻
昭和初期のガイド文
熊本駅の東北約2km、旧城内にあり、電車の便があります。坂はもと南坂といいましたが、明治35年(1902年)特別大演習の際、改修して現在の名に改め、明治天皇の行幸を記念するため、坂路の両側に吉野桜を植栽したもので、春は花のトンネルができ、観客が多く訪れます。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 行幸坂の桜
- かな
- みゆきざかのさくら
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 熊本県熊本市中央区二の丸1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
熊本驛の東北約二粁、舊城內にあり、電車の便がある。坂はもと南坂と云つたが、明治三十五年特別大演習の際、改修して現名に改め、明治天皇の行幸を記念するため、坂路の兩側に吉野櫻を植栽したもので、春は花の隧道が出來、觀客が雜沓する。