出水神社
出水神社[縣社]
昭和初期のガイド文
成趣園の池の北にあり、細川家歴代の神霊を祀ります。石段を上ると拝殿に続いて本殿があり、拝殿の前庭向かって左にある袈裟文の手水鉢は加藤清正が朝鮮から凱旋の際将来した京城の門礎であるといいます。祭典は4月と10月に行われます。神社後方の竹籔のなかに、細川忠利が建立して僧玄宅を開山として住まわせた玄宅寺すなわち水前寺の跡があります。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 出水神社
- かな
- いずみじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 熊本県熊本市中央区水前寺公園8-1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
成趣園の池の北にあり、細川家歷代の神靈を祀る。石段を上ると拜殿に續いて本殿があり、拜殿の前庭向つて左方にある袈裟文の手水鉢は加藤淸正が朝鮮から凱旋の際將來した京城の門礎であると云ふ。祭典は四月と十月に行はれる。神社後方の竹籔中に、細川忠利が建立して僧玄宅を開山として居らしめた玄宅寺卽ち水前寺の跡がある。