スイゼンジノリ発生地

すゐぜんじのり發生地[指定天然記念物]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

上江津湖の一部飽託郡健軍村字神水に属する部分にはスイゼンジノリが発生します。この苔は明治5年(1872年)和蘭の植物学者スーリンゲル氏が始めて記載した変わった淡水藻で、熊本水前寺地方のほかは、九州の数少ない地方にのみ産するものです。厚紙状に延ばし乾燥させて食料とします。砂糖漬、佃煮等としても販売されます。

※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行

令和に見に行くなら

名称
スイゼンジノリ発生地
かな
すいぜんじのりはっせいち
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
熊本県熊本市中央区神水本町13-37
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

上江津湖の一部飽託郡健軍村字神水に屬する部分には「すゐぜんじのり」が發生する。この苔は一八七二年和蘭の植物學者スーリンゲル氏が始めて記載せる珍奇な淡水藻にして、熊本水前寺地方の外は、九州の或地方にのみ產するものである。厚紙狀に延べ乾燥して食料とする。砂糖漬、佃煮等としても販賣される。

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