済々黌
濟々黌
昭和初期のガイド文
熊本駅の東5km、竜田口駅から西1km、市内黒髪町にあります。明治12年(1879年)佐々友房の開創となり、始め同心学舎と称しましたが、同15年(1882年)済々黌と改め、正倫理明大義、軍廉恥振元気、磨知識進文明の三綱領を宗としました。明治33年(1900年)県立中学校となり、現在に至っています。創立以来50年以上を経て1万を超える卒業生のなかから政界その他に多数の人材を輩出しています。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 済々黌
- かな
- せいせいこう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 備考
- 現在の熊本県立済々黌高等学校です。
- 住所
- 熊本県熊本市中央区黒髪2-22-1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
熊本驛の東五粁、龍田口驛から西一粁、市內黑髮町にある。明治十二年佐々友房の開創にかゝり、始め同心學舍と稱したが、同十五年濟々黌と改め、正倫理明大義、軍廉恥振元氣、磨知識進文明の三綱領を宗とした。明治三十三年縣立中學校となり、現今に至つて居る。創立以來五十餘年を閱し一萬を超える卒業生中から政界その他に多數の人材が輩出して居る。