堂ヶ島
堂ケ島
昭和初期のガイド文
下田の西北約28km、伊豆西岸、仁科村字浜にあり、自動車の便があります。凝灰岩からなる小半島に海波の浸蝕によって生じた十字形の洞窟で、上部の天井が陥落していて洞内に光線が入ります。海波がここに入って美しい音を奏でます。舟で洞中を通り抜けることができます。この付近は海水浴に適した場所です。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 堂ヶ島
- かな
- どうがしま
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
下田の西北約二八粁、伊豆西岸仁科村字濱にあり、自動車の便がある。凝灰岩より成る小半島に海波の浸蝕により生じたる十字形の洞窟で、上部の天井陷落して洞內に光線が入る。海波は常にこれに入りて美音を生す。舟によりて洞中を通り拔けることが出來る。この附近に海水浴に適する。