宗忠神社
宗忠神社
昭和初期のガイド文
大元駅の西1km、岡山市外今村にあり、自動車の便があります。黒住教の教祖黒住宗忠を祀ります。宗忠は天照大神、八幡大神および春日大明神を祭神とする今村宮の禰宜黒住宗繁の三男で、江戸時代後期の安永9年(1780年)11月26日出生、文化11年(1814年)11月11日冬至の旦、天照大神の大道を悟得し、以来37年自得の道を宣布し、嘉永3年(1850年)2月25日没しました。現在教師は4,000余名に達し、信徒は百万とされます。神社の北隣に大教会所、本庁、教師養成所があります。冬至大祭、大祓祭、教祖大祭等には参拝者が集まります。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 宗忠神社
- かな
- むねただじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 岡山県岡山市北区上中野1-3-10
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
大元驛の西方一粁、岡山市外今村にあり、自動車の便がある。黑住敎の敎祖黑住宗忠を祀る。宗忠は天照大神、八幡大神及春日大明神を祭神とする今村宮の禰宜黑住宗繁の三男で、安永九年十一月二十六日出生、文化十一年十一月十一日冬至の旦、天照大神の大道を悟得し、爾後三十有七年自得の道を宣布し、嘉永三年二月二十五日上天した、現今敎師は四千餘名に達し、信徒は百萬と號される。神社の北鄰に大敎會所、本廳、敎師養成所がある。冬至大祭、大祓祭、敎祖大祭等には參拜者が雲集する。