岡山神社

岡山神社[縣社]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

電車県庁前下車、市内石関町にあります。平安時代の貞観年中(859~877年)甲斐国酒折宮を勧請したと伝え、酒折宮とも呼ばれ祭神は倭迹々日百襲比売命で、相殿に妹姫命、日本武尊、大山咋命、大吉備津彦命、倉稲魂命、武安霊命を祀ります。もと岡山城池に鎮座したのを正親町天皇の天正元年(1573~1592年)宇喜多氏が岡山城を築くのに際し、社殿を今の地に移しました。末社尾針神社は式内の古社です。社地旭川に接して樹木が繁茂し、閑寂の境です。

※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行

令和に見に行くなら

名称
岡山神社
かな
おかやまじんじゃ
種別
見所・観光
状態
状態違うが見学可
備考
昭和20年(1945年)の空襲により堂宇を焼失、戦後の再建です。
住所
岡山県岡山市北区石関町2-33
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

電車縣廳前下車、市內石關町にある。貞觀年中甲斐國酒折宮を勸請したと傳へ、一に酒折宮と呼ばれ祭神倭迹々日百襲比賣命で、相殿に妹姬命、日本武尊、大山咋命、大吉備津彥命、倉稻魂命、武安靈命を祀る。もと岡山城池に鎭座したのを正親町天皇天正元年宇喜多氏岡山城を築くに際し、社殿を今の地に移した。末社尾針神社は式內の古社である。社地旭川に接して樹木繁茂し、閑寂の境である。

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