少林寺の五百羅漢

五百羅漢
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

電車東山下車、市内国富にある少林寺の境内にあり、江戸時代後期の天明年間(1781~1789年)熊岳和尚の祈願によって京都の名匠が刻んだ木像です。寺は禅宗に属し、本尊は聖観世音、寺域は幽邃で眺望広がり、春秋には行楽客で賑わいます。

※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行

令和に見に行くなら

名称
少林寺の五百羅漢
かな
しょうりんじのごひゃくらかん
種別
見所・観光
状態
現存しない
備考
少林寺は現存しますが、五百羅漢の木像は昭和14年(1939年)の火災で焼失しました。

日本案内記原文

電車東山下車、市內國富少林寺の境內にあり、天明年閒熊嶽和尙の祈願に依つて京都の名匠が刻んだ木像である。寺は禪宗に屬し、本尊聖觀世音、寺域幽邃眺望廣濶、春秋行遊の客で賑ふ。

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