中山茶臼山古墳
吉備津彥命御墓
昭和初期のガイド文
吉備中山の山頂で茶臼山と呼ぶ眺望のよい丘上にあります。修治されて石玉垣を巡らしていますが、瓢形の墳墓で、墳上は岩片に覆われ、石塚のように、埴輪破片等も発見されたことがあります。吉備津神社の祭神、大吉備津彦命の御墓と伝えています。御墓の東北約200mの山腹に古墳あり、小石室の内部に石棺が存し、水をたたえ石船と呼ばれます。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 中山茶臼山古墳
- かな
- なかやまちゃうすやまこふん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 岡山県岡山市北区
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
吉備中山の山頂で茶臼山と呼ぶ眺望の宜い丘上にある。修治されて石玉垣を繞らして居るが、瓢形の墳墓で、墳上は岩片に覆はれ、石塚の如く、埴輪破片等も發見されたことがある。吉備津神社の祭神、大吉備津彥命の御墓と傳へる。御墓の東北約二〇〇米の山腹に古墳あり、小石室の內部に石棺が存し、水を湛へ石船と呼ばれる。