蓮昌寺
蓮昌寺[日蓮宗]
昭和初期のガイド文
電車蓮昌寺前下車、市内東田町にあります。室町時代の康永年中(1342~1346年)松田将監元賢が岡山城内榎の馬場に創建した寺で、安土桃山時代の天正年中(1573~1592年)宇喜多直家が、旭川の東に再興し、慶長年間(1596~1615年)直家がまたこれを現地に移しました。市内の大伽藍で、本堂の左に守護神祠があり最尊一丸大明王を祀ります。寺宝に日像上人筆大曼荼羅があり、毎年4月28日から12日間、10月1日から7日間開扉され、参拝者が集まり盛観となります。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 蓮昌寺
- かな
- れんじょうじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 状態違うが見学可
- 備考
- 昭和20年(1945年)の空襲により堂宇を焼失、戦後の再建です。
- 住所
- 岡山県岡山市北区田町1-4-12
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
電車蓮昌寺前下車、市內東田町にある。康永年中松田將監元賢が岡山城內榎の馬場に創建した寺で、天正年中宇喜多直家、旭川の東に再興し、慶長年閒直家またこれを現地に移した。市內の大伽藍で、本堂の左に守護神祠があり最尊一丸大明王を祀る。寺寶に日像上人筆大曼荼羅あり、每年四月二十八日より十二日閒、十月一日から七日閒開扉され、賽者雲集盛觀を呈する。