妙覚寺
妙覺寺[日蓮宗不受不施派大本山]
昭和初期のガイド文
中国鉄道金川駅の北1km、金川町金川の臥竜山麓にあります。この派の中租日奥上人は江戸時代前期の寛永7年(1630年)、受不受の対論をなし、幕府の圧迫を受けて対馬に流され、同時にその派の衆徒もみな追放されて離散しましたが、明治9年(1876年)再興布教を許され、日正を再興の祖としてここに本山を建てたものです。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 妙覚寺
- かな
- みょうかくじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存するが非公開
- 備考
- 信徒以外は入れないようになっています。
日本案内記原文
中國鐵道金川驛の北一粁、金川町金川の臥龍山麓にある。この派の中租日奧上人は寬永七年、受不受の對論をなし、幕府の壓迫を受けて對馬に流され、同時にその派の衆徒も悉く放逐されて離散したが、明治九年再興布敎を許され、日正を再興の祖としてこゝに本山を建てたものである。