フゴッペの古代文字
畚部古代文字
昭和初期のガイド文
蘭島駅の西1.5km、余市町大字畚部村にあります。函館本線鉄道線路の踏切付近で線路の北側にあります。小丘状となっている岩山の下に、アイヌのイトッパ(印)に似た奇妙な文字様彫刻が残っています。いつの時代のものかについては論争があります。
※底本:『日本案内記 北海道篇(五版)』昭和11年(1936年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- フゴッペの古代文字
- かな
- ふごっぺのこだいもじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 近隣にある「フゴッペ洞窟」に岩面刻画がありますが、そちらは戦後に発見された別のもので、本誌記載のものは保存されず、現存していません。地図位置はフゴッペ洞窟に落としておきます。
日本案内記原文
蘭島驛の西一粁半、余市町大字畚部村にある。函館本線鐵道線路の踏切附近で線路の北側にある。小丘狀をなして居る岩山の下方に、アイヌのイトッパ(印)に似た異樣の文字樣彫刻が存する。その新古に就いては論議する者がある。