大谷地貝塚
大谷地貝塚
昭和初期のガイド文
蘭島駅の西南1.5km、余市町畚部村小字大谷地にあります。沼沢地に突出した低い丘陵麓の砂丘上にあり、面積約4,000m²、カキ、ハマグリ、ナガニシなどが多く積成し、獣骨、魚骨、鳥骨、土器破片などが出土し、人骨も発見されました。土器は多くが厚手士器です。土器の破片とともに石斧、石匙、石錐、冠石等が西側の住居跡から発見されています。
※底本:『日本案内記 北海道篇(五版)』昭和11年(1936年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 大谷地貝塚
- かな
- おおやちかいづか
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 北海道余市郡余市町栄町458
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
蘭島驛の西南一粁半、余市町畚部村小字大谷地にある。沼澤地に突出した低い丘陵麓の砂丘上に存し、面積約四〇アール、「かき」、「はまぐり」、「ながにし」等多く積成し、獸骨、魚骨、鳥骨、土器破片等が出土し、人骨も發見せられた。土器は厚手士器が多い。土器破片と共に石斧、石匙、石錐、冠石等が西側の住居址から發見されて居る。