水天宮山
水天宮山
昭和初期のガイド文
小樽駅の東南約1.7km、南小樽駅からは北約1km、市の中部にあります。江戸時代末期の安政3年(1856年)水天宮を祀ったのでこの名があります。近年多賀神社も選座されました。山は高さ56mほどの小丘陵ではありますが、小樽公園と向かい合い、市街と港湾の展望が優れ、遠く石狩の連山も望むことができます。日露国境測定にあたり、基礎標準となる経度標をこの山上に造り、これを基点としました。
※底本:『日本案内記 北海道篇(五版)』昭和11年(1936年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 水天宮山
- かな
- すいてんぐうやま
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 北海道小樽市相生町3-1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
小樽驛の東南約一粁七、南小樽驛からは北約一粁、市の中部にある。安政三年水天宮を祀つたのでこの名がある。近年多賀神社も選座された。山は高さ五十六米に過ぎない小丘陵ではあるが、小樽公園と對峙して、市街と港灣の展望が勝れて、遠く石狩の連山が望まれる。日露國境測定に當り、基礎標準となるべき經度標を當山上に造り、これを基點とした。