蘭島海水浴場
蘭島海水浴場
昭和初期のガイド文
蘭島駅の西北約200m、塩谷村大字蘭島村にあります。小樽湾に面し、沿岸一帯白砂が連なり、海水清澄、波は穏やかで遠浅のため、女性や小供の遊泳に最も適しています。また舟遊びにもいいところです。右に猫泊の断崖があり、左には積丹半島を眺め、前方の海は遠く空に交わっています。近くに兜岩や忍路湾の勝景もあります。7月下旬から8月下旬までは一日の海水浴客は数千とされ北海道一の海水浴場とされています。旅館は旭濤館、後藤旅館、中浜旅館。
※底本:『日本案内記 北海道篇(五版)』昭和11年(1936年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 蘭島海水浴場
- かな
- らんしまかいすいよくじょう
- 種別
- レジャー
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 北海道小樽市蘭島1-17
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
蘭島驛の西北約二〇〇米、鹽谷村大字蘭島村にある。小樽灣に面し、沿岸一帶白砂相連り、海水淸澄、波穩に遠淺であるから、婦人小供の游泳に最も適して居る。また舟遊にもよい。右に猫泊の斷崖あり、左には積丹半島を眺め、前方は渺々として水天に連つて居る。近くに兜岩や忍路灣の勝景もある。七月下旬から八月下旬までは一日の浴客數千と稱され北海道一の海水浴場と云はれて居る。旅館 旭濤館、後藤旅館、中濱旅館。