水天宮境内経度標
水天宮境內經度標
昭和初期のガイド文
小樽駅の北0.5km、水天宮山にある水天宮境内本殿のそばに立っています。明治26年(1893年)海軍省水路部において建設したところで、イギリスのグリニッジ天文台を基礎として測定したところによっています。明治39年(1906年)日露国境画定の際、緯度は天測によりましたが、経度はこの標を基礎として海馬島と結び測定を行いました。境内は市街港内の展望に富んでいます。
※底本:『日本案内記 北海道篇(五版)』昭和11年(1936年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 水天宮境内経度標
- かな
- すいてんぐうけいだいけいどひょう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 北海道小樽市相生町3-1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
小樽驛の北半粁、水天宮山にある水天宮境內本殿の傍に建つて居る。明治二十六年海軍省水路部に於て建設した所で英國グリニチ天文臺を基礎として測定した所にかゝる。明治三十九年日露國境劃定の際、緯度は天測によつたが、經度はこの標を基礎として海馬島と結び測定を行つた。境內は市街港內の展望に富む。