白毫寺

白毫寺

昭和初期のガイド文

[真言律宗] 奈良駅の東3km、添上郡東市村の白毫寺高円山の中腹にあります。勤操僧都が天智天皇の勅命を受けて開創したと伝えられています。本尊は文殊菩薩像と伝えられる菩薩座像で、木造の平安時代初期の作です。二重塔に安置され国宝に指定されていますが、現在は奈良帝室博物館に出展中です。

  • 宝物
  • 太山王座像[国宝]木造 康円作 1軀 閻魔王および司命司録像等と一群をなすもので、高さ約120cm、極彩色で玉眼嵌入の像です。胎内背部に「大施主聡慧明達房、尼妙観、大仏師法眼康円、相模法橋、正元元年(1259年)四月日」などの墨書銘があり、また胸部にも明応7年(1498年)の修理銘があります。
  • 司録半跏像[国宝]木造 1軀
  • 司命半跏像[国宝]木造 1軀
  • 共に太山王の脇侍で高さ約112cm、正元年間(1259年)の制作によるもので、司録像の頸柄には明応7年(1498年)6月1日の墨書修理銘があります。
  • 阿弥陀如来座像[国宝]木造 1軀
  • 下記2軀は奈良帝室博物館に出展中です。
  • 閻魔王像[国宝]木造 1軀
  • 地蔵菩薩立像[国宝]木造 1軀
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
白毫寺
かな
びゃくごうじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
奈良県奈良市白毫寺町392
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

[眞言律宗] 奈良驛の東三粁、添上郡東市村白毫寺高圓山の中腹にある。勤操僧都が天智天皇の勅を奉じて開創すと傳へ、本尊は文殊菩薩像と傳へる菩薩坐像で木造、平安初期の作で二重塔に安置せられ國寶に指定せられて居るが、今奈良帝室博物館に出陳中である。

  • 寶物
  • 太山王坐像[國寶]木造 康圓作 一軀 閣魔王及び司命司錄像等と一群をなすもので高四尺餘、極彩色、玉眼篏入の像で胎内背部に大施主聰慧明達坊、尼妙觀、大佛師法眼康圓、相模法橋、正元元年四月日、云云の墨書銘があり、また胸部にも明應七年の修理銘がある。
  • 司錄半跏像[國寶]木造 一軀
  • 司命半跏像[國寶]木造 一軀
  • 共に太山王の脇侍で高さ三尺七寸許、正元年間の製作にかゝり、司錄像の頸柄には明應七年六月一日の墨書修理銘がある。
  • 阿彌陀如來坐像[國寶]木造 一軀
  • 左記二軀は奈良帝室博物館に出陳中。
  • 闇魔王像[國寶]木造 一軀
  • 地藏菩薩立像[國寶]木造 一軀

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