元明天皇 佐保山東陵

元明天皇奈保山東御陵
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

駅の北3.5kmの奈良坂町にあります。聖武天皇佐保山南御陵の北方に位置し、丘陵により南面して山形をなしており、松の木が鬱蒼と茂っています。奈良時代の養老5年(721年)に崩御された後、ここで火葬され、その場所が御陵となりました。陵上には刻字碑があり、遺詔によって建てられたものですが、後世に御封土が崩れて地に落ちたため、奈良豆比古神社の傍らに移されました。文久年間(1861-1864年)の修陵の際に元の場所に戻され、陵畔に覆屋を建てて保護されています。陵上には明治32年(1899年)に新たに模造された碑が建てられています。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
元明天皇 佐保山東陵
かな
げんめいてんのう なほやまのひがしのみささぎ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
奈良県奈良市奈良阪町2793
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

驛の北三粁半、奈良坂町にある。聖武天皇佐保山南御陵の北方、丘阜により南面して山形をなし、松樹蔚然として茂つて居る。養老五年崩じ給ふや、こゝに火葬し奉り、その處を以て山陵となした。陵上に刻字碑があり、遺詔によつて建つる所で、後世御封土崩れて地に墮ちたため、收めて今の奈良豆比古神社の傍に置いたが、文久修陵の際復して陵畔に覆屋を建てゝ保護し、陵上には別に明治三十二年模造された碑が建つて居る。

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