称名寺

稱名寺
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

[浄土宗] 駅の東北1kmの菖蒲池町にあります。もともと興福寺の別院で興北院と呼ばれていました。茶道の珠光が幼い頃にこの寺の僧侶であったことで知られており、茶室の珠光庵があります。薬師堂に安置されていた木造薬師如来立像は奈良帝室博物館に出展中ですが、地蔵菩薩立像は檜の一木造りで、薬師立像と同じく平安時代初期の作です。釈迦如来座像および阿弥陀如来座像はともに木造で藤原時代の作であり、増長天立像は檜材の寄木内刳りで、藤原様式の作品です。これら5躯はすべて国宝に指定されています。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
称名寺
かな
しょうみょうじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
奈良県奈良市菖蒲池町7
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

[淨土宗] 驛の東北一粁、菖蒲池町にある。もと興福寺の別院で興北院と稱し、茶道の珠光は幼時この寺の僧であつたのを以て知られ、茶室珠光庵あり。藥師堂に安置の木造藥師如來立像は奈良帝室博物館に出陳中であるが、地藏菩薩立像は檜一木造、藥師立像と同じく平安初期の作、釋迦如來坐像及び阿彌陀如來坐像は共に木造で藤原時代の作にかゝり、增長天立像は檜材寄木內抉り、藤原式の作品で、五軀共國寶に指定されて居る。

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