島原町
島原町
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
島原鉄道の終点、口之津鉄道の起点所在地。松平氏七万石の旧城下で、有明海に面し、背後に眉山の秀峰を控え、江戸時代後期の寛政4年(1792年)雲仙岳の活動によってできた九十九島と称する数十の島嶼が碁石のように点在し白砂青松、さながら陸前松島の観があります。港内は船舶の碇泊に便利です。この港は三角、天草、加津佐、茂木、長崎等と航路が通じ、雲仙の登山口となっています。人口は2万2,000人。旅館は南風楼、国光屋。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 島原町
- かな
- しまばらちょう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 長崎県島原市
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
島原鐵道の終點、口之津鐵道の起點所在地。松平氏七萬石の舊城下で、有明海に面し、背後に眉山の秀峰を控へ、寬政四年雲仙嶽の活動によつて出來た九十九島と稱する數十の島嶼海門に碁布し白砂靑松、宛然陸前松島の觀がある。港內船舶の碇泊に便利である。當港は三角、天草、加津佐、茂木、長崎等と航路通じ、雲仙の登山口である。人口二萬二千。旅館 南風樓、國光屋。