常憲院霊廟
德川五代將軍靈廟
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
第二霊屋と呼ばれ、第一霊屋の西隣にあり、江戸時代中期の宝永6年(1709年)に起工し同11年(1714年)に竣工しました。常憲院綱吉を祀ります。大体の建築配置は四代将軍のそれと同様で、本殿には五代将軍の厨子のほかに八代将軍吉宗、十三代将軍家定、十代将軍嫡子家基および十三代将軍奥方の位牌を納めた厨子が4基安置されています。
第一および第二霊屋ともに常に拝観を許可しています。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 常憲院霊廟
- かな
- じょうけんいんれいびょう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 状態違うが見学可
- 備考
- 勅額門、水盤舎、奥院などを残し、大部分を昭和20年(1945年)の東京大空襲で焼失しました。
- 住所
- 東京都台東区上野桜木1-16-32
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
第二靈屋と稱し、第一靈屋の西鄰にあり、寶永六年に起工し同十一年に竣工した。常憲院綱吉を祀る。大體の建築配置は四代將軍のそれと同樣で、本殿には五代將軍の厨子の外に八代將軍吉宗、十三代將軍家定、十代將軍嫡子家基及十三代將軍裏方の位牌を納めた厨子が四基安置されて居る。
第一及第二靈屋ともに常に拜觀を許して居る。