吉祥寺

粟生の藥師
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

有田鉄道金屋口駅の東13km、岩倉村粟生にあります。その薬師堂は室町時代の応永年間(1394~1428年)の建立で国宝ですが、大部荒廃しています。本尊をはじめ次のような優秀な仏像を蔵しています。

  • 薬師坐像(本尊)[国宝] 木造 藤原時代 1体
  • 聖観音立像[国宝] 木造 藤原時代 1体
  • 不動明王および二童子立像[国宝] 木造 藤原時代 3体
  • 大日如来坐像[国宝] 木造 藤原時代 1体
  • 毘沙門天立像[国宝] 木造 藤原時代 1体
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
吉祥寺
かな
きっしょうじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
和歌山県有田郡有田川町粟生250
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

同金屋口驛の東一三粁、岩倉村粟生にあり。その藥師堂は應永年閒の建立で國寶であるが、大部荒廢して居る。本尊始め左の如き優秀な佛像を藏して居る。

  • 藥師坐像(本尊)[國寶] 木造 藤原時代 一軀
  • 聖觀音立像[國寶] 木造 藤原時代 一軀
  • 不動明王及二童子立像[國寶] 木造 藤原時代 三軀
  • 大日如來坐像[國寶] 木造 藤原時代 一軀
  • 毘沙門天立像[國寶] 木造 藤原時代 一軀

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