星尾率都婆

星尾率都婆
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

紀伊宮原駅の西1.5km、保田村星尾弁財天神光寺付近のクスノキ林中にあり、華厳説処八会に擬して建てられた明恵上人八所遺蹟のひとつで、台石あり、銘文があります。宝珠は失っています。

左側面に願主、沙弥浄宗比丘尼如空、裏面に弁迂の記文が刻されています。ここは湯浅宗光の邸のあったところと伝わっています。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
星尾率都婆
かな
ほしおそとうば
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
和歌山県有田市星尾
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

紀伊宮原驛の西一粁半、保田村星尾辨財天神光寺附近の樟林中にあり、華嚴說處八會に擬して建てられた明惠上人八所遺蹟の一で、臺石あり、銘文がある。寶珠は失つて居る。

左側面に願主、沙彌淨宗比丘尼如空、裏面に辨迂の記文が刻されて居る。こゝは湯淺宗光の邸のあつた處と傳へる。

有田・湯浅のみどころ