筏立率都婆
筏立率都婆
昭和初期のガイド文
吉原率都婆の南1.5km、石垣村歓喜寺西原筏立の山腹にあり、明恵上人八所遺蹟のひとつです。再造で、高さ1mあまり、表面と右側に銘文があります。
後方に室町時代の応永4年(1397年)の供養塔婆、同6年(1399年)の銘ある宝篋印塔があります。ここは鎌倉時代の建久9年(1198年)上人が白上前峰から居を移したところと伝わっています。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 筏立率都婆
- かな
- いかだちそとうば
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 和歌山県有田郡有田川町
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
吉原率都婆の南一粁半、石垣村歡喜寺西原筏立の山腹にあり、明惠上人八所遺蹟の一である。再造で、高さ一米餘、表面と右側に銘文がある。
後方に應永四年の供養塔婆、同六年の銘ある寶篋印塔がある。こゝは建久九年上人白上前峰から居を移した處と傳へる。